世間で正しいとされる格言も人によっては逆効果という場合もある

今回のコラムは、どちらかというと真面目で人に尽くしすぎてしまう、かつ割り切りがあまりうまくない人向けのコラムです。

世の中には色んなタイプの方がいらしゃいます。
内向的な方・外交的な方、自罰的な方・他罰的な方、思考タイプ・感情タイ プ・・・。 それぞれに持ち味があり、特有の賜物があり、欠点があります。

あるタイプの人にとっては、とても有用なアドバイスでも違うタイプの人にとっ ては、むしろ毒になりかねないアドバイスがあります。

例えば「お客様は神様である。」

もちろん言うまでもなく、お客様を大切にすることはとても大切です。
しかし、お客様の一言一句だけでなく、その口調・目線・態度・感情などなど、 全てを反射的に読み取って、あれこれと推測をめぐらし、徹底的にお客 様に尽くそうと、または怒らせないようにしようとやりすぎてしまい、「これはお客様の問題」となかなか割り切れないタイプの方がおられます。

こういう方が、さらに「お客様は神様である。」というアドバイスを実行しようとするのは、拒食症の人がダイエットを敢行するようなものではないで しょうか?

こんな感じで世間で正しいとされているアドバイスも、本当に自分にフィットするのか、特に真面目なタイプの方は一度疑ってみることも時には必要なのではないで しょうか?