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夢分析のこと


 この忙しい昨今、「夢なんかにいちいちかまってられっか。」というのが、多くの人の本音でしょう。

 仮に何か印象的な夢をみたとしても、「所詮夢だから。」で、ながしがちです。

 別にそれはそれで全然OKだと思います。夢はみること自体に、既にある程度意味がありますから。変な解釈するくらいなら、適当にながしておいたほうがよほどいいくらいです。

 しかし、もし人生に行き詰ってどうしようもなくなった時、自分の見る夢に、少しだけ注意を向けてみることで、思わぬ突破口が開けることがあるかもしれません。


自分の感情・印象が大事。


    
 ”夢分析”なんていうと、大学の心理学科で習うような、何か専門的な知識とかが必要となってくるような気がします。

 しかし、ほとんどの場合、そんなのいらないです。
 
 中途半端に勉強して、その知識に振り回される方がよっぽど怖いと私は思います。
 
 また 世の中には夢辞典なるものが存在します。
 
「排泄物の夢は、”うん”がつくという意味で、吉夢。」
「自分が殺される夢は、今の自分が殺され、新しい自分に生まれかわるという意味。」


 と、こんな感じのことが書いてあります。
 
 ほとんどの人はこうした”辞典”に従って、夢の意味を解釈するのが、”夢分析”だと認識してるんではないでしょうか?

 もちろんそれでもあたることはあるでしょう。
 
 しかし、あまりにそういった”辞書的なもの”に囚われると、夢分析が意味のないものになってしまうかもしれません。

 なぜなら、夢というのは無意識の世界の自分が、他の誰でもないあなた個人にむけて、送ってきた手紙だからです。

 ですので、辞書的な意味より”その人にとっての意味や感情”が、すごく重要な意味をもつのです。

 例えば、AさんとBさんの夢に船が出てきたとします。

 Aさんは、船を広い世界へ飛び立つ自由の象徴と連想しました。

 一方、Bさんは多額の借金を背負った人が、強制的にのせられるマグロ漁船を連想しました。

 同じ船であっても、AさんBさんでは船に対する印象が全然違います。

 もし、上の二つを同じ”船”というくくりで、考えてしまったとしたら、夢分析はほとんど意味のないものになってしまいます。
 
 夢分析の解釈は、10人いたら、10通りの解釈があると考えるべきでしょう。

   


実例



 (例1)彼氏と別れる決心がつかなかった女性

 彼氏と別れるか別れないかで、延々と悩んでいた女性がいました。
 
 彼氏と別れたいという心はあるのですが、様々な理由から、なかなか別れる踏ん切りがつきません。

 彼女は最終的には彼氏と別れるのですが、決め手となったのは、ある時みた印象的な夢でした。
 
 それは、吸血鬼に生き血を啜られる夢でした。

 その夢は、彼女にこれ以上ないくらいわかりやすい形で、自分が彼氏にされていることの正体を伝えてくれたのです。
 
 (例2)聖書

 聖書には、夢のおつげという形で、神から人間にメッセージが伝えられる場面が、数多く見られます。

 処女で妊娠して途方にくれていたマリアに、「その子を産みなさい。」というメッセージが、夢を通して送られます。その生まれてくる子がイエス・キリストとなるわけです。

 (例3)ベンゼン環

 合成樹脂・医薬品・車や航空機の燃料など、幅広い用途に使われるベンゼン環は、研究に行き詰っていた、ある科学者が見た夢が発見のきっかけになっています。
 
 その夢とは、蛇がお互いの尻尾をくわえ、円になっている夢(ベンゼンの化学組成は、炭素と水素で構成された円の形)でした。

 蛇というのが、また意味深いです。ベンゼンって使い方次第で毒にもなりますから。


私が見た夢の例


 
 私が実際に見て、そして現実にすごく役だった例を2つほどあげてみます。
 
 例@僕のすごく好きなお気に入りのCDが、壊れたCDラジカセ(なぜか昔のレコードのように長い針がついてる)で再生しようとしたことで、ガリガリと傷つけられてしまう夢。
 

 この夢は、自分のその当時の現状をこれ以上ない形で、的確に示しておりました。
 ここでいう壊れたCDラジカセとは自分の体のことだと私は解釈しました。
 そしてCDは、それによって奏でられる自分の人生のことと解釈しました。

 自分の体のある部分の不具合が、自分の人生を、傷つけてしまっていたのです。
 その夢を見たことによって、私は自分の体の問題に、それまでと比較にならないくらい真剣に取り組むようになりました。

 例A時刻は昼ごはん時。場所は、学校の教室?または職場。
 
 なんか自分の机の中をごそごそあさっている人がいます。その人は、僕が声をかける前に、さっさとどこかへ行ってしまいました。なんだろうと思いつつも、机の中にあったポケットティッシュを取り出し、中を開けるとなんと中からゴキブリが!!!
 そして、そのゴキブリは、側で弁当を食べていた人(A氏とします)の弁当の上を駆け回ります。そして、A氏から強烈に怒鳴られ、すごい申し訳ない気持ちになってしまいます。 
 しかし、いくら面倒くさがりな僕でも、机の中にゴキブリを繁殖させるほど不潔ではない。犯人は机の中をいじっていたその人である可能性がとても高い。でも確証はない。そして、Aさんは完全に僕の責任だとなじっている。


 これも当時の自分と、A氏との間におこった問題を的確に示していました。
 冷静に考えれば、私のせいではない可能性が高いのに、攻撃の矛先が私に向いてしまっていること。自分でもすごく責任を感じてしまっていること。
 しかし、よくよく考えてみれば、たかだかゴキブリ、たかだかご飯一食。ゴキブリが走り回ったところだけ捨てるとか、コンビニで買いなおすとか、冷静に考えれば、手段はいくらでもあります。

 けど、Aさんはそんな冷静な対応など思いもつきません。何を言っても無駄。ゴキブリってダメな人はもう生理的にダメですからね。
 
 当時のAさんの私への反応は、まさにそんな感じでした。
 
 その夢を見たことによって、私は必要以上に自分をたたくことなく、またAさんの心理状況を的確に把握できたことで、かなりややこしかったその問題を、うまく処理することができました。

 いくつか例を挙げましたが、こんな感じで、夢が思わぬ気づきをもたらしてくれることもあります。

 印象的な夢をみたら、それをメモってみたり、誰か夢のことに理解のある人に話してみたりすると、自分の人生を変えるような発見が出来るかもしれません。

 

                                        authored by 小里 通史

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