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DESC法参考書籍:アサーション・トレーニング さわやかな自己表現のために 平木典子著

 私たちは日々の生活の中で、どのように自分の気持ち・要求を伝えたらよいか迷うことがあります。
 
 腹の立つ状況や人に対しては特にそうでしょう。

 そうした時の台詞作りに役立つのが、ここで紹介させていただく”DESC法”です。

 これは次の英語の頭文字をあわせた呼び名です。

 @D=describe(描写する)→自分が対応しようとする状況や相手の行動を客観的・具体的に描写する。(状況によっては省略可。)

 AE=express,explain,empathize(表現する、説明する、共感する)→自分の主観的気持ちあまり感情的にならずに、表現したり、説明したり相手の気持ちに共感したりする。

 BS=specify(特定の提案をする)→相手に望む行動、妥協案、解決策などを明確に具体的に述べる。

 CC=choose(選択する)→肯定的・否定的結果を考えたり、想像し、それに対してどういう行動をとるか選択肢を示す。相手がYESという場合、NOという場合両方を考えておく。

 では、さっそく具体例を挙げてみたいと思います。



(例1)テーマパークで彼氏とデート中のAさん。いくつかのアトラクションをまわり、ちょっと疲れてきており、カフェで一休みをしたいと感じています。
しかし、彼氏の方はまだまだ元気いっぱい。まだまだ休もうという気配を見せません・・・

 「いろんなアトラクションまわったねえ〜」(←Dの部分。具体的な事実

 「私ちょっと疲れちゃった。」(←Eの部分。自分の感情

 「ちょっとそこのカフェで休まない?」(←Sの部分。提案

 (彼の返事がYESの場合は問題ないわけですが、NOの場合も一応想定しておく。)

 ・彼の返事がNOの場合

 「いや、せっかくのフリーパスだし、出来るだけたくさんまわらないともったいないじゃん!」
 
 「はあ・・・全く仕方ないわね。じゃあ、あと一つまわったら休む。それでどうかしら?」(←Cの部分。妥協案


(例2)O商店では、料金は後払い制にしている。しかし、一週間経っても、料金が振り込まれる気配がない・・・

 「大変失礼ですが、○○さんは、○月○日分のご利用分の料金の支払いをまだ済まされていないようです。」(←Dの部分。客観的事実

「私としては、早急に料金を振り込んでいただけるとありがたいのですが・・・」(←Eの部分。自分の気持ち

 「○○さんのご都合もあるかと思いますが、出来ましたら、3日以内に振込みの方、お願い出来ないでしょうか?」(←Sの部分。提案


(NOの場合も想定しておく)

 →(3日以内は難しい、でも一週間以内ならという返答)わかりました。では、一週間以内ということでよろしくお願いします。(←Cの部分。お互いが納得できる妥協案

(例3)A君はアパートで一人暮らし。最近の悩みは、隣室のテレビの大音量。すごいストレスになっています。管理会社に訴えても、あまりきちんと対応してくれません。でも、自分で伝えるにしても、どう伝えればいいのか・・・下手な伝え方して逆切れされたら怖いし・・・

 ○○号室様
 
 突然のお手紙失礼します。

 大変申し上げづらいのですが、どうも最近、深夜から早朝にかけて、貴方の部屋のテレビの音量が大きすぎるように思います。(←Dの部分。客観的事実

 私としては、眠りや仕事が妨げられ、かなりのストレスになっております。(←Eの部分。自分の状態

 ですので、今よりかなりテレビの音量を落としていただくか、ヘッドホンをつけるなどの手段を講じていただけないでしょうか?(←Sの部分。提案

 どうかよろしくお願いします。

(相手に無視されたケースも想定しておく)

 相手と話し合いが出来る状況であれば、妥協案を模索する。(←Cの部分。)

 場合によっては、隣近所・友人たちにも協力してもらったり、管理会社にさらに強く訴えるといった強行策も。




 3つほど例をあげましたが、だいたいイメージはつかめましたでしょうか?

 こんな感じで、台詞をつくっておくことで、比較的エレガントに、腹の立つ人達にも自分の気持ちを伝えることが出来るようになるのではないでしょうか?

 特に、Cの部分のNoと言われた場合も想定しておく、は重要だと思います。

 それによって、こちらの想像外の反応に対しても、感情的・衝動的にならずに対応出来る確率は、かなりあがるように思います。

 

                                      authored by 小里 通史

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